六月十六日
六月十六日
六月十六日
見て読んで発見
Tei's BAR
Library
LIFE, TRIPs, MOUNTAINS & Discovery
DRINK&CHAT
LIFE IS PICNIC
やさしい夕方へ
- DRINK, AND, CHAT -
甘い苦いも酒のうち
カクテルでは、甘みと並んでキーになるのが苦味だと思う。
カンパリ、スィートベルモットなどが好きで、よく飲む。これら、苦みの効いたリキュール。
そのまま、ソーダで割る飲み方もあれば、ウィスキーのほの甘苦さに合わせたり。
カンパリは、果汁と合わせるのもポピュラーである。
おすすめは、ソーダで割ったり、果汁と合わせるもの。これなら、グラスに氷を入れて注ぐだけですぐ飲める。
ソーダとくれば、カンパリソーダ。これは口開けにとてもよい。
少し凝ったら、カンパリとスィートベルモットを同量、これをソーダで割ると、アメリカーノ。イタリア語でアメリカ人。スィートベルモットの、カンパリほどは甘くない、少し複雑な苦味が、カンパリソーダよりも、落ち着いた味に仕上がる。
このスィートベルモットを使った有名なカクテルがマンハッタン。ライ・ウィスキーと割るのが発祥と言われているようだが、バーボンやカナディアン・ウィスキーとも合わせる。
ウィスキーに、苦甘ぁい、スィートベルモットが混じると、これが絶妙にうまい。
個人的には、ウィスキーを、スコッチにした、ロブロイが、マティーニの次に好きなカクテル。マンハッタンよりも、少し、スモーキィに仕上がるのがいい。
少し寄り道をしてしまったけれど、ネグローニ伯爵にちなんだネグローニ。これは、スィートベルモットにカンパリ、そして、ジンを合わせる。スタンダードレシピでは、1:1:1の全部同量。よく外で飲んでいたころは、スィートベルモットとカンパリが同量で、若干ジンの配合を増やして出してくれるバーが多かった。
食前酒と言われているけれど、食後酒としても、おいしい。気がつけば、締めに飲んでいたことも多かった。
カラカラと、グラスでステアする音を聞きながら、そろそろ帰らなくっちゃと思ったもので。
2019年11月