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- FURTHER, DEEPER #006 - 

KUMORITIYAMA

​CHICHIBU, APR

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新緑のてんでえらから雲取、秩父へ(五月)

 五月、雲取山の原生林とその周辺を歩く。

 新緑の鮮やかに浮かされながら、さをら峠、でんでぇらの森をめぐって、三条の湯まで歩いて一日。

 雲取山周辺の原生林を散策する二日目。

 三日目、早朝の朝露に湿った苔のみずみずしさ、雲取山から北側秩父へと足を向けると、それまでの様相とは異なる森。木、岩が大きい。

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 ごきげんの天気に、木々は元気だった。

   ※  ※   ※

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 玄岳、799.2メートル。相模湾と駿河湾、富士山、箱根の、眺望のある笹原に囲まれた山頂。今日は富士山は見えないが、まずまずの曇りの天気。

    ※ ※ ※

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 山頂を下って、氷が池。

 氷に亀の甲らの、ような紋様のつくくらいに氷が厚くはっているのに感動。青白く微妙な氷上のグラデーションを見せるさまは、なまめかしく、近寄りがたい。

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 ふと、この上に、スタジャンのセーラー服高校生とニット帽の青年を氷の上に立たせたら、シュールだろうと思い浮かぶ。それから、「ここまで330円です」と言ったバスの運転手さんにも入ってもらおう。氷の上から十センチくらい浮いていたら理想なんだが…

 自然のなか、夢想は尽きない。

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 登山口を通過すると、じきに、相模湾が眼下に見えてくる。住宅地のなかの急坂を下っていく。今晩、午後七時から花火を上げるので、交通規制が入る旨、町に放送されている。

 「この冬に花火かあ」

 今日の凍った池の上で花火をしたら、どんな気持ちかなあなどと考えながら、バス停に向かった。

2018年1月 熱海・玄岳(くろたけ)周辺。

#006

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