top of page
六月十六日
六月十六日
六月十六日
見て読んで発見
Tei's BAR
Library
LIFE, TRIPs, MOUNTAINS & Discovery
COLUMNS
NOBOTABI
- NOBOTABI COLUMNS -
端っこに立つとき
崖っぷちとか川の上の橋の端っこに立つと、身につけているものを何か落としそうな気がして、身を堅くする。それはものごころついてからずっとのことだ。
高いところから何かを落とした経験があるのかもしれないけれど、そんな記憶はない。いったい、何を落としたんだろうか。暑くなって脱いだ手袋か、カバンにつけた御守りか、手に握ったスナックの袋だろうか。よく、思い出せない。
ふと、かまきりが宙に浮かびながら、ぎざぎざの刃の鎌を所在なく構えながら、ゆっくりと落ちていくさまが思い浮かぶ。でも、かまきりを崖から落としたわけでもないけれど。
2018年1月
MORE STORIES, PHOTOS
GO TO - NOBOTABI COLUMNS, TOP -
- なんの気なしに山登り -
COLUMNS
NOBOTABI
NOBOTABI theme
bottom of page