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六月十六日
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飴のように融ける雪
一月、知り合いのつてで、ハンゼノ頭までショートハイク。
柳沢峠までクルマで連れて行ってもらい、峠から三時間ほど散策。 前日から朝方にかけて降った雨が、山の上では雪になって、うっすらと積もっていた。
晴れた空は、薄い青、日が昇るとともに、徐々に色を濃くしていった。風はなく、日の光の色が温かく感じた。
晴れた空は、薄い青、日が昇るとともに、徐々に色を濃くしていった。風はなく、日の光の色が温かく感じた。
見上げると、木々の枝には、雪がうっすらと積もっていた。細い枝や、松の細かい葉には、うっすらと着氷していた。
ところどころ、枝についた雪や氷は溶けはじめていた。表面が、水飴のように、ぬらぬらと光っている。
そのさまを見ていると、融けゆく時間が、『2001年宇宙の旅』のなかのワルツがのように、ゆっくりながれるようで、静寂なひとときがこころのなかにあった。
氷は融けても、ここに戻ってくる
数センチ積もった雪をサクサクと、音を立てて、踏みしめて、われわれは登ってく。ハンゼノ頭に出ると、山梨の南アルプスがきれいに見えていた。山稜につくる、雪と岩と森の模様。
みな、ちょっとしたおやつを披露しながら、食べては笑う。
この日、案内いただいた方がたの、麓にある家でご馳走になるという、ひとときの恩恵にもあずかりました。
ひとしきり飲んで、起きたら、とてもきれいな夕焼けで。とても幸せな正月明けの山行ではありました。
帰りの電車では二次会酒盛り。
2019年1月 山梨県 柳沢峠、ハンゼノ頭 周辺。
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