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LIFE IS PICNIC
- SHORT STORIES -
半分うそ、ときどきフィクション
いつも物語は起こっている。身近なところでも、物語、発見は尽きない。いつも、どこでも物語を探している。
本当に起こっていることは、書き出すきっかけになったりする。
話をつくっていく途中で、バンの道しるべみたいに並べておく。道しるべをふくらませて、こんな話だったら、こんなことがあったらおもしろそうとか、コワイ、ヘン、笑っちゃうというようなことを思って、つくってみる。
家のなか、電車のなかの会話、見たこと、毎日見聞きすることから、思いを馳せて、どんどん、想像するネタ、書くネタにしてしまおうと。
言いかえれば、「今日、ここに来るまでに、こんなことあったよー」って話したりする感覚に似ている。
※ ※ ※
ある朝のこと、見つけたネタ…
ーー今日、満員電車で、手の甲に、「暗殺」って、ボールペンで書いてある女子高生がいてさあ
ぼくにしてみれば、この娘、本当に殺し屋だったら、どんな輩から依頼をもらって、どんな相手をどんなやり方で仕留めるか、なんて考えてしまうものです。
もちろん、殺し屋なら、そんな不用心にメモを外にさらさないでしょうし、ま、メモにするにしても、「暗殺」はないでしょう。もっと、だれにもわからないような暗喩のあるメモであると思いますし。
2018年7月
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