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六月十六日
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マティーニはやわらかく
マティーニは、あまりドライでない方が好きである。ジンの強さにたより過ぎることなく、ドライ・ベルモットを適度に(ドライでなく)入れても、ジンの切れを出すのが旨いと思っている。
こうなるまでには、思い切りドライなマティーニも数多く飲んだ。その上での結論(とはいっても、いまのところの)である。それにはちょっとしたキッカケがあった。ドライなどの酒のキレにたよらない、もっと言えば、氷にもあまり頼りすぎない、横浜の馬車道十番館の金山さんのカクテルに出会ってからといってよいかもしれない。
金山さんのつくるマティーニやジントニックに使うジンは常温。なにげなくバーカウンターに並んでいる瓶を、ひょいっと取り出して、カクテルをつくってくれる。たいていのバーでは、ジンをフリーザーに入れて冷やしている。ジントニックの場合には、トニックウォータも常温、ライムは、四分の一に切ったものをしぼったりではなくて、四五ミリのスライス。なんとも、仰々しくないのである。でも、持った手が凍えるような瓶のような仕掛けがなくとも、不思議なほど旨いのである。
そう、仰々しくないマティーニ。
そう、仰々しくないといえば、桂米朝師匠。名人でありながら、人っなつっこい感じと風格が同居しているような。さきほど、亡くなったとのニュースが。冥福をお祈りいたします。いままで、ありがとうございました。
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2015年3月
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